子猫をひろう

at 2000 8/6 sun

それは早朝、日曜日なので私はウトウト朝8時まえの出来事。
早起きな旦那は散歩から帰宅、そして尋常ではない声で私を起こした。
旦那「○○○○!落っこちるから!早く!」
私「・・・んん?」(落ちるって 何が?)
やっと目を開け細目で旦那を見る。
旦那「ねこ、猫!!」
私「猫?」(ささっと起きる)
旦那の胸に子猫がいる。

私「どしたーん!このこ?・・ひゃ〜、ちっちゃ〜」
旦那「散歩いっとったら道のちょうどひかれそうなとこにおってさぁー」
これが朝8時少し前の出来事だった。

子猫はパッと見た感じ、ハムスターのようでした。
色・丸み・大きさがまるでハムスター。
しかし、それはまさしく赤ちゃん猫。
何年ぶりでしょう、こんな赤ちゃんな猫を見たのは。
昔飼っていたチロという名の猫のお産に一晩中つきあいましたが、その頃以来のことです。
まぶたは両方ウミっぽいモノで固まっていて目は開けそうにありません。
鼻水もウミっぽい。出っ放しの爪がじゅうたんに引っかかってヨチヨチするけれど歩いては転び歩いては転び。というか・・・ようするに歩けない。
鳴いているんだけど声になってはいない。元気もない。

今日が日曜日でなければ旦那は散歩に行ってはいないでしょう。
また、日曜日でも毎週散歩へ出かけるわけでもないのです。
それに散歩のコースはバラバラで決っていません。
しかも旦那はもともと猫が好きではないのです。

そんな旦那が子猫と出会い、ひろいあげ連れて帰ってくる。
こんなことがあるんだね〜〜〜と、私が一番ビックリ>旦那の行動。
この子猫はメチャムチャ強い運を持っているか、
全くその逆かのどっちかでしょうね。

呼吸をしているのかどうかさえしばらく見続けなければ判らないほど弱々しい。
猫用の哺乳器を早速買いに行った。
ミルクを子猫用哺乳器で与えるがほとんど飲まない。飲めないでいる。 私の与え方がヘタなのだ。後になってわかったのだが、少し上を向かせながら与えると猫は飲みやすいようだ。
夜になってやっとオシッコが出た。
その後で子猫が後ろ足を1本使えず、引きずっていることに気がついた。

状態はかなり深刻である。


子猫をひろう 2日目

at 2000 8/7 mon

昨夜はなかなか寝付けなかった。

午前中息子を連れて獣医さんへ昨日の子猫を連れていく。
まず、目の回りをキレイにしてもらい目薬をさしてもらった。
家でも目薬をこまめにさしてやることになった。
これと鼻水は猫の風邪だそうだ。

次にレントゲンを撮った。なんと、右の後ろ足が折れていた。
斜めにではなくパキッと折れている。
手術して金属のプレートを使い骨を固定しなければならないが、 骨の薄さや、衰弱の状態から今は行わないほうが良いとのこと。
その他の説明もたくさんして頂いた。
細い細い骨が写っていた。

脱水もかなりひどいので
点滴を打つことになった。
「これは1日分の栄養も入っていますが、今日これからも
ミルクを飲めないようなら 夜また来てください。
元気が出てきてかなり飲めるようなら明日また来てください。」
と、先生は少し私に希望を与えてくれた。助かるかも!
ミルクに溶かして使うようにとペーストの栄養缶が1缶出た。

さりげなくノミの駆除剤も滴下してくれたのを私は見逃さなかった。ありがたい。

帰り道、まだ不安の中にいた。
(だけど、ミルク・・・口に含んでも
飲み込めないような状態なのに、 そんなにすぐ元気に飲むようになるのだろうか?
哺乳器にも抵抗があって口に含むことさえ困難なのに・・・)
でも、なんとかミルクを飲めるようにさえなってくれたら・・・。

なんとか助けたい。
食欲が出て欲しい。哺乳器に慣れて欲しい。
鼻が詰まってるからなおさら哺乳器で飲めないのだろう。
風邪も治してやらなくては・・・。


子猫をひろう 3日目

at 2000 8/8 tue

動物の子供の生命力って素晴らしい。

哺乳器をやっとの思いで子猫の口に含ませても、 あごを動かすことも、 飲み込むことさえ苦しそうだったのに・・・

日付が変わってすぐの深夜、子猫は ぐっすりと眠った後 ひょっこり起きて何かをせがんでくる。
ミルク・・・(またきっと、3mlも飲めないだろうな・・・) そう思っても一応6mlつくる。

「カフッカフッ、チュチュッ・・・」
驚いた。
ちゃあ〜んと乳首に舌を巻いて飲みだした。
途中で一度乳首から離れたが1分ほどでまた飲みだした。

すっごおぉ〜い!!!
うれしー!!!
全部飲んでくれた。

そのあと局部を刺激しておしっこをさせる。
ちゃあぁ〜んと出た。出た!

それからの彼(オスなのだ)は1〜2時間眠っては起きてミルクを飲み、また寝るをくりかえす。
・・・人間の赤ちゃんと同じだ。
点滴が効いたのね!すごいぞ、医学!

夕方獣医さんに連れていく。
昨日とはうって変わっての子猫の様子に先生も喜んでくださった。
しかしまだ風邪も治ったわけではないし、骨折しているところは固定も出来ない場所なので動きまわらせられない。動かさないほうがダンゼン治りが良いので、安心しきらずに頑張りましょうとのこと。

夜になってからなどは力も出てきて「イヤイヤ」や「箱からの脱出」もするようになり目が離せない。
ぶらぶらな足は油断するととんでもない角度のまま、子猫の体の下敷きになる。
「じっとせい!」つい言ってしまうけど聞き分けるはずがない。鳥を眠らせる時のように両手で顔をそっと包み込んだり両手で体をふわ〜と覆っておとなしくさせる。
目も開けなれてきてジーっとみつめあう。
が、彼にはまだ明るさぐらいしかわからないのだろうね。

うーん!でも、本当に本当にうれしいぞー!!

だんだんと元気になる子猫

離乳食

at 2000 8/18 fri

子猫は順調に回復し少し大きくなった。
生活時間も落ち着いてきて
まとめて眠る事もできるようになった。
その分手もかからなくなり世話も楽になった。
昨日から離乳食に切り替えている。
舐めたりかじったりがうまく出来ず
口の周りをベトベトにしながら食べる。
・・・むちゃむちゃかわいい。


キミの名前

at 2000 8/19 sat

子猫は朝から食欲大盛。
名前は「にぃにぃ」。鳴声がにぃにぃだから。
にぃにぃはサンタクロースのぬいぐるみの感触がお気に入り。

ちょっと成長したにぃにぃ君

子猫の特権

at 2000 8/28 mon

今日も動物病院へ行ってきた。
子猫の後ろ足のレントゲンを撮った。
初めて病院を訪れた時の写真と比べてみる。
折れた部分が丸みをもって太くなっている。
だけどまだ骨同士がくっつき合っていない。
はっきりとした隙間で分断されたままだ。

遊びを覚えたての子猫は
平面の動きだけではなく
縦にも動きたがる。

おとなしく養生させるなんて無理なのだ。
しかし獣医さんの言われるように、 「子猫の特権」で、きっと治るのだろう。希望はもち続ける。

来月の半ば以降にまた診てもらうことになった。

よく遊びよく眠るにぃにぃ君

後ろ足の骨折

at 2000 9/21 thu

獣医さんににぃにぃの後ろ足の状態を診てもらいに行った。
車中のにぃにぃは、今までになく落ち着いていて、 鳴きもせず 暴れもせず 口を半開きにすることもなく、 ちょこんと座って外を眺める余裕さえあった。

車ににぃにぃを乗せるのはこれで4回目だと思うが、 今までは洗濯用のネットに入ってもらって、 カゴに入れたうえで「運ぶ」という感じだった。
ネットのおかげで運転の妨げにはならないが、 脅えて鳴いていたので可哀想だった。
なのに今日はどうしたことか、、、。
「運ぶ」ではなく「一緒に乗ってる」気がした。

慣れたのかなぁ。う〜ん、まだわからないなぁ。
もし、車に乗るのがキライでないなら
2日位なら一緒に家出もできるかな、にぃにぃ君や。

レントゲンを見ながらの診察。
きれ〜に骨はくっついていた。
折れたところの周辺は左の足の1.5倍程の太さになっていた。
くっついた所は骨の密度が薄いのか、
不透明度50%といった様子。
ひとまず、安心。


右目が白濁

at 2000 10/1 sun

子猫のにぃにぃは目にケガをした。
右目がその傷によって白濁しはじめている。
目のふちが赤みを帯び、痛そうにする。
獣医さんによると4〜5日前についた傷ではないかとのこと。
2種類の目薬を出してもらう。
この2種類は さす順番を間違えてはいけないそうだ。

暇をみつけてはさすように指示されたが、 にぃにぃはもう 拾われてきた頃の弱りきった赤ちゃん猫ではない。
今は 駆ける・飛びつく・噛む・爪だってとぎ散らかす。
目薬を1滴ちゃんとさすのさえ大変なのだ。
それを種類ごとにささねばならぬ。

一応 暴れる猫に目薬を一人でさす手順は聞いてある。
後ろから片手であごを持ち、もう片方の手で後ろからさす。
…書くのは簡単だが するのはなかなか難しい。

目薬をさしたあとにぃにぃは 三日月型に体を張り、
毛を逆立てながら私から飛び去る。
「親の心 子知らず」とは まさに。にぃにぃはこの頃から、私の手が近づくと逃げるようになった。・・・まったくー。

そのまんま放っておいたら ひねくれた猫になってしまうかもかもしれないので、 猫じゃらしや 給食マスク用の替えゴムをたらして遊びを仕掛ける。
この子は「給食マスク用の替えゴム」が大好きだ。 しかし、気をつけないと「給食マスク用の替えゴム」を食べてしまうのだ。危険。
注意しながら、今はこうやってごまかしごまかし治すしかないだろう。
木曜にまた受診の予定。

…動物も任意で住民登録させてくれんもんだろうか。
保険税も払うから 健康保険を使わせてくれ〜、、
住民税も少しは払ってもいい。扶養の認定はされなくてもいい。
だからお願いだ。このままでは我が家は家賃を滞納しなくては動物病院に通院できない。にぃにぃもウチの保険証に載せたい〜!


猫と散歩

at 2000 10/4 wed

お風呂上りに深夜のお散歩。
にぃにぃを連れまわすために
おとといキャリーバッグを買ったので
そこへ にぃにぃに入ってもらってお散歩だ。
いまどきのこのテのバッグはけっこう動物のことを  考えて作ってあるんだよ。10年前とは大違い。
ただ、まだ買ってからの干しが浅いので、 合成皮革のにおいが気になる。

メッシュ部分からは興味津々のにぃにぃが覗く。
家の周りは通りから1本入っているので
さほどその時間はうるさくもなくて虫の声も聞こえる。

たま〜に猫にリードをつけて犬のように散歩をさせてる人を
見かけるけど、猫には向かない気がする。
にぃにぃの場合はまだ予防接種も受けていないし、 運動不足解消のためでもないので
外の空気を楽しむ程度なら(楽しいと感じてないかも知れないが) バッグの中に入ってもらってでよいかなと。
成猫になると また事情は違ってくるだろうけどね。

家に帰ってからキャリーバッグを開けても、 にぃにぃはすぐには出ようとしなかった。
様子から見て彼はこの「お散歩」なる行動が、 イヤではないようだ。

また連れていこうっと♪


at 2000 12/21 thu

夕方にぃにぃの予防接種を受けに獣医さんへ行った。
三種混合ワクチンである。 初年度は1回目から1ヶ月後に追加接種としてもう1回。 2年目からは年に1回。

だんだん動物も人間並みになってきたんだねえ。三種混合だって・・・。ネーミングが。。。息子の予防接種のときのことを思い出してしまいます(笑)
にぃにぃは1歩たりとも外へは出さないつもりで飼っている子なので、 病気に感染する機会は少ないはずだ。
オス猫同士のけんかは、時として、生きているのが不思議なくらいの怪我をする。 噛み合い、ひっかきあい、骨も砕かれる事もある。

何よりも怖いのは車にひかれること。
私は過去に愛猫を事故で亡くしている。
梅雨の雨の中その子は冷たく横たえていた。
開いたままの瞳で最後に何が見えたのだろう。
雨水を含んでしまったせいなのか彼はとても重かった。

だからとにかく、猫は外へ出してはいけない動物なのだ。
ついてまわって世話をすることが不可能ならば外へ出さないことで 飼い主としての責任はほんの少しは果たせる。
もっとも、その分はストレス解消をしてあげなければ 猫にとってはつらすぎるので、その時間と余裕は 飼い主がつくらなくてはいけない。

しかし猫は外へ出たがる
。 隙あらば脱出をはかろうとする。
私は、うっかり脱出されたりはしない自信があったって、 うちに出入りするのは私だけではない。

うちには息子の同級生やら、毎日のようにいろんな子供達が やってくる。
よその子供たちに猫の管理を頼むのはまちがっている。
よその子供たちが、うかっり逃がしてしまっても、その子供たちには何の責任もない。
  外でにぃにぃが他の猫から病気をもらってもその責任は私と旦那とウチの息子にある。私と旦那とウチの息子が飼い主だからだ。
よその子供達の中には動物を飼っている子だっているだろう。 何かあったときに、そんなふうに病気の感染経路を考えたりするのも、 玄関の靴にじゃれているのをやめさせるのも疲れるので、 できる対策はしておいたほうがいい。

太ももの外側に牛乳のような注射をうってもらったにぃにぃは 「う"に"ゃぅぎゃ!」と叫んだあと「ぅぅぅう"〜…」とうなった。 それなりに痛かったのだろう。

よしよし、ヨシヨシ。

思春期のにぃにぃが丸まって寝ている

at 2000 12/27 wed

いよいよ去勢手術。
まず、にぃにぃの体重を量る。2.33kg。
8月に拾われてきた100gにも満たなかった小さな赤ちゃん猫は大きくなった。
そして今日、その日を迎えた。

手術の流れとしては(以下は獣医さんの渡してくれた説明書から要約して引用)
眠くなる注射をする。これは鎮静剤と麻酔前投与薬を兼ねている。
眠くなったところでお尻に注射麻酔。
静脈確保をし点滴用の管を血管内に入れ同時に院内血液検査。

気管チューブあるいはマスクをつけ維持麻酔としてガス麻酔をかがせる。
モニター(呼吸・心電図)をつけ、術前の点滴や抗生物質の投与がはじまる。

毛刈り・消毒しそれぞれの陰嚢を切り(1cm以下)睾丸2つをとりだす。
傷口の皮膚を合わせて終了。

傷口は収縮し数ミリ以下になるためその病院では縫合しないのです。

今から十数年前、当時飼っていた猫も去勢手術をしたことがある。
そのころ通っていた獣医さんでは縫合していた。しかし手術の当日はかなり出血もしていて(ペットシーツが結構汚れるほど)痛々しく、 翌日に飼い主が自分で抜糸をしなくてはならなかったが、私はこわくて出来ず、 病院に連れて行きしてもらったものだ。
「飼い主なら、このくらいは出来なくてはだめですよ。」と教えられたことを 今もよく覚えている。その先生もいい方でした。でも今、その動物病院はなくなってしまいました。先生になにかあったのでしょうか。

で、話を戻して にぃにぃ。
今回はまるで出血を見ていない。 傷口も毛が刈ってあってピンク色にはなっているが滲んでさえいない。 麻酔から少し覚めた頃に迎えに行った。
「にゃ〜あ・・・あ〜」
いつもとはちょっと違う鳴き方をして私を見る。

帰りの車の中、にぃにぃは落ちつかずキャリーバッグから出たがったが 今日は出すわけにはいかない。 こんなバイ菌だらけの車内をウロウロさせられないし、 まだ麻酔は覚めきっていない。危ない。

夕方の6時ごろだったんだけど明日から休みの会社が多いからなのか 異常に渋滞していてふだんなら獣医さんから帰るのに20分かからないところが 40分かかったよ。。。にぃにぃ、ごめん。

帰り着いてから2時間くらいずっと、にぃにぃは部屋の中のあちこちの匂いを 嗅ぎ回った。
そしてまだ焦点の合わない瞳でなにか言いたそうな顔をした。 股間も含めて身づくろいをし、ひとねむり。
いつもならすぐに目覚めるような音にも反応せずよくねていた。
ひさしぶりに「息、してる?」と、心配になった。

それから起きては寝、を繰り返して夜中にまる1日ぶりの食事。 おもちゃにじゃれる元気も出てきた。

明日、消毒だけは、しにいこうね。にぃにぃや。
もう病院に行くのはきらいかもしれないけど(笑)


2001 10/15 月

ありきたりな言い方だけど
我が家に家族が増えた。

貰ってくれる人を探している人から、もらって来たのだ。

生後1ヶ月半の雑種の子猫。
この子は女の子。
にぃにぃのお嫁さんと言うことになるのかな?!

産まれてほんのすぐの目も開かぬうちから 1人(匹)のびのび わがまま放題に育ってきた猫、にぃにぃが 果たしてこのライバルの出現にどう出るか・・・。
そして、やっと離乳期をむかえたばかりの新顔猫ちゃんは、 それを無事にやり過ごす事ができるのだろうか。

心配で心配で2人(匹)から目が離せない。相性が心配だ。

名前を「クー」とつけた。
彼女は「にゃぁ〜」と鳴いたあとに、
「ぷるるっく・くぅ〜」と にわとりのように鳴いた。

息子はその声を聞いて、
「ぷるるっく・ふ〜」に聞こえたそうだ。
それでしばらく「くぅ〜」か、「ふ〜」かでもめた末、 結局 彼女の名前は「クー」に決まった。

オスのにぃにぃも「にぃにぃ」という鳴き声から 名前をつけた。

クーはおてんば娘である。
とにかく活発。そして にぃにぃとは対照的に人なつっこくて おおらかな性格のようだ。

にぃにぃは 穏やかで神経質だ。小さい時からちょっとした物音でも 気になって寝付かず、また 寝ていても音でよく目を覚ました。

そんなにぃにぃとクーの相性は・・・。

昨日の午後、食料品を買いに行ったはずの私が、突然連れて来た黒い猫のクー。
旦那は驚いたあと、「それが今日のおかず?」とにんまりして言った。

丸1日が過ぎた今日、今のところ2人(匹)は仲良くしてくれている。
にぃにぃは 戸惑いながら彼女と一定の距離を保ちながら 部屋中を ついてまわる。 ボディガードなのか 召使いなのかといった感じ。
そして穏やかに眺めている。時々匂いを嗅いでいる。

水の容器を分けても、同じ器で一緒に同時に飲んだりもしている。

さあて、これからしばらくが肝心だぁ。
にぃにぃのストレスを考慮しながらクーを我が家に慣れさせなくては。 ・・・ちなみに私は昨夜は2時間も眠らせてもらえなかった。 何が起こるかまだ予測できないので、クーが起きている間はにぃにぃも 私も眠れない。そう、これを書いている今も 眠さとドキドキと戦っている。


2001 10/19 金

日曜日に我が家へやってきたクーの検診のためにかかりつけの動物病院へ。

耳ダニの顕微鏡検査では問題なし。
全身の触診でも問題なし。
ノミの有無も問題なし。
ただ、朝の便を持参したのだが、これが問題だった。
コクシジウムという寄生虫の卵を発見。 コクシは比較的簡単に駆除できる。

クーにコクシがいるということは、 もうすでに にぃにぃにもいるかもしれない。

なぜならにぃにぃは クーがトイレで用を足したあと、わざわざクーのかわりに猫砂をかけてやっているのだった。
鼻を近付け「くんくん」し、カリカリと猫砂を被せてやっている。

にぃにぃは 面倒見のいいヤツだった。トイレの後始末までしてあげるとは。。。
それとも、もうすでに尻に敷かれているのか?・・・そういえば、ごはんもクーが食べ終わってからにぃにぃが食べている。。。

それに2匹は今ではしょっちゅう絡み合って遊んでいる。 これではにぃにぃにもコクシが移っていると考えたほうが間違いはないだろう。

それで、クーの薬とにぃにぃの薬(連れて行っていなかったため推定体重で適量を)の両方を1週間分もらった。 朝・夕1日2回ごはんにまぜて食べさせる白い粉末。

うちではドライフード100%なので、それにふりかけたってうまくいかないだろう。だから、おやつに見立てた缶詰を 少量づつ2つの小皿にわけてそれぞれに粉薬を混ぜ込み「おやつだよ〜」と与えた。
スプーンに1さじ程度の量なのでぺロッと食べてくれるので間違いなく薬の全量を食べさせる事ができる。

1週間後 再び検便をしてコクシジウムが駆除出来ていれば、クーはそのときに1回目の三種混合予防接種をする。彼女はもうその時期にきているから。

ちなみに今日のクーの検診・耳ダニ顕微鏡検査・便顕微鏡検査・2匹分のコクシ退治のお薬にかかった合計診療費は4,305円でした。おさいふ、からっぽです(泣)今月は家計、ピーンチ!の予感。

じゃれ合うにぃにぃと クー

2001 10/26 金

クーの再検査へ動物病院へ。
持参したクーのうんちを何かの液体に溶かして、 待つこと約10分。 先生は顕微鏡をじっくりと覗き込む。
「よし、問題なし。駆除できています。お薬 うまく食べてくれましたか?」 私は「はい、ペーストの缶詰に混ぜてごまかして与えました。」と。

これで、クーのおなかに寄生していたコクシジウムは駆除できた。 にぃにぃはどうだろう。
にぃにぃにも同じように薬を与えたのだが。 ・・・こんどにぃにぃも1度検診に連れてこなくてはね。

でも、にぃにぃはクーとは違って小さい時から病院では痛い思いをしているから病院が嫌いなんだよねー。
でも そうやって骨折を治したり耳を治したり目を治したりしてきたから今にぃにぃは元気でいられるんだけどね。そのかわり、私は今でもにぃにぃに敵視されていますが・・・。ま、イイんです。耳の薬だ、目の薬だとにぃにぃに嫌われるようなことばかりしてきましたから、当然かも。でも、イイんです。にぃにぃが元気なら。

そんなわけで、ついでにクーは三種混合予防接種の第1回目を打ってもらうことになりました。
薄ピンク色の注射液をふとももの外側に。
鳴きもせずおとなしかったクー。
初年度は2回接種しなきゃいけないのです。 1回目から1ヵ月後に再接種。来月もクーはおとなしく受けてくれるかしら。


2001 11/27 火

クーの三種混合予防接種の追加接種。
先月と同様におとなしく受けてくれた。 先月の接種後もそうだったのだが、元気がない。 寝たり起きたり食べたりは普通にするのだけど いつものオテンバぶりな様子はみられない。
予防接種の後はにぃにぃもそうだった。 おとな〜しくしている。

でも、深夜近くなってくるといつものオテンバ娘に戻ってくれた。 安心。


2002 1/5

年末あたりからにぃにぃとクーは 追いかけっこするようになった。 始まると、とにかく騒がしい。
タバコもおちおち吸っていられないのだ。 何故かと言うと、火のついたタバコに突進してくるから。

そして無我夢中でこの狭い室内を縦横無尽に駆け回る猫たちは、あらゆる所の物を落としまくる。

・・・部屋をこ洒落たモノで飾っても落とされるだけである。 人間が食事中だろうと お構いナシに猫たちは 大運動会である。

しかしこれも猫たちが健康ですくすくと育ってくれた証。。。 これからもずっと、健康でいてほしい。
たとえモノを壊されようが壁紙を剥がされようが・・・(涙)


2002 3/5

クーは今日、不妊手術を受ける。
午前中に動物病院に連れて行った。 その場で眠くなる注射を太ももの外側に打つ。 そして洗濯用のネットみたいな袋に入れられる。 手術はお昼から。

心配。

昨日からの絶食でおなかもすいているだろうに。 あんな小さな体で・・・。

にぃにぃの去勢手術の時とは違い、1日入院が必要だ。 クーは さみしがりやだからなぁ。

明日、早めに迎えに行こう。ああ、でも あんまり早いと観察してもらえる時間がないかも・・・。ちゃんと今朝の様子も先生に観てもらいたいもんなあ。

クーのいない夜。にぃにぃも寂しそうにみえるのは気のせい?


2002 3/6

結局、朝一番でクーを迎えに動物病院へ。

クーは身体全体を軟らかなネットで包まれている。 おなかの周りには伸縮性のある幅の広いテープがぐるりとまいてある。

「にゃあ〜・・・」いつものクーの鳴き声だ。

家に着いてからのクーはいつもよりもよく眠った。

眠っては起き、ごはんもいつもどおり食べ、そしてまた眠る。 いつもと違うのは、遊ばずにいること。遊ばずに眠る。

2〜3日したら一度診察に行く事になっている。

抜糸は予定では来週の火曜日。手術からちょうど1週間め。


2002 3/11

先日の診察では傷口の様子を診てもらい、身体に着せているネットを新しいものに交換した。

クーは、ネットで覆われているため自分で自分の身体を舐める事が出来ないのでもどかしそう。

明日はやっと抜糸。抜糸したらきっとネットも着なくていいからストレスから開放されるね。


2002 3/12

いよいよクーは抜糸。

仰向けにして足を看護士さんが持ち頭と肩を私が固定する。 青い糸を先生が切る。合計3針。

ネットからも開放されたクー。 おなか周辺の毛が刈られているので ちょっと見た目、寒そう。

粉っぽい薬を抜糸後の傷跡に塗ってもらい病院をあとにする。

家に帰ってきてからすぐ、クーは 走る跳ぶ、それはもう元気。 にぃにぃも一緒になってからみまわる。

傷が気になったのでクーのおなかを見てみると、塗ってあったはずの薬はかけらも無くてかさぶたも取れていた。きっと舐めたのだと思う。

かさぶたが取れて傷の一部が赤い。まだまだ心配だなぁ。この赤みが無くなって、もっと時間がたてば安心できるんだけど。


2002 4/8

近況報告。

にぃにぃとクーの性格の違いがはっきりしてきました。

にぃにぃは神経質で思慮深いですね。 後先を考えて行動しています。こっそりひっそりした暗い静かな場所がお気に入り。

クーは警戒心ゼロ。どこにでもおなかを出して転がって「なあに?」っていう顔してる。ご飯のありがたみも知らないで、カリカリをおもちゃ代わりにして転がして遊んでいる。どこにでもついてまわって鳴く。

だけど結構この2人、気があっている。とにかく仲がいい。いつもどんな時も 、にぃにぃはクーを受け入れて舐めあう。からまって眠る。かわいいやつらです。

クーは手術のために剃られたおなかの毛もだんだんと生えてきて、じっくり見なければ縫合のあとなんて見つからないほど回復しました。もう、元気バリバリ。




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