遠くないホームセンターで里親譲渡会が行われていた
気になってそばへ寄ると黒い子猫が3匹 ケージの中に居ました
このころまだウチには 1歳になったにぃにぃだけしか猫はおらず、にぃにぃに猫の友達をつくってあげたいと思ったのだ
にぃにぃの仲間を迎えるなら、おんなのこがいいかな?と思った私はそのケージの中にメスがいたらそのコを里子にもらおうと思いました
にぃにぃは既に去勢済みですし繁殖させる気なんてモトモトありませんが(ただでさえ貰い手のいない子猫が世の中にはたくさんうまれているのですから・・・)性別の違うコのほうが仲良く出来るのではないかと考えたのです
そしてケージの中にはメスが1匹いました
それがクーとの出会いでした
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クーは子猫の頃はよく猫じゃらしに興味を持ってくれました
よく食べ よく眠り すくすくと成長していきましたが、にぃにぃがスリムで活発なのとは正反対に クーはぽっちゃりして かなりドンくさいコに育ってしまいました
まばたきの回数の少ないコなのでよく目の炎症を起こしますが、その大きな瞳でまばたかずに見つめられると、石になってしまうのではないかと一瞬ゾクッっとしてしまうほど印象的な目をしています
それゆえに彼女のことは別名「メドゥーサ」と呼ぶときがあります
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どこまでもマイペースな性格なのです
新入りのにゃんこがやって来ても あからさまな威嚇などはしません
ただ匂いをかいで納得し、クーの定位置である部屋の見渡しの一番いいところから観察します
但し、新入りにゃんこがクーにちょっかいなど出そうものなら一撃です(^^;
クーは目を見開き、無言で身体を起こし、熊のような手を振り上げ、「ベシッ!」と相手の鼻先を叩きます
唸りもせず 毛も立たせず しれっとそれを行うときのクーには、ただならぬオーラが見えるのです
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そんなクーも 本当にたまにですが、無理やり甘えてくることがあります ぇぇ こちらの都合などクーには関係ありません
どのような状況下であっても、彼女は甘えさせてあげなくてはならないのです
拒否したり「待ちなさい!」するとどうなるか想像できます?
室内での無防備な足首を 噛むのです しかもノコギリのような前歯で ガジガジと・・・
鬼歯で噛まれる痛さとは違い、有無を言わさぬ強制力があるのです
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